〜不滅の愛〜 札幌市電ゆかりの韓流ミュージックムービー
あの韓流スター、イ・ビョンホンさんが札幌市電の運転士役で出演していたという韓国の音楽プロモーションビデオ(PV)の存在が、しばらく前から札幌ではちょっとした話題を呼んでいます。
歌はチョ・ソンモさんの「不滅の愛」・・・韓国のPVではミュージシャン自身が出演するのではなく、プロの俳優によるショートドラマ仕立てのものが一般的だそうで、この作品も札幌市交通局の全面協力のもと、市電沿線や車内、電車事業所(車庫)などで撮影が行われました。
韓流ドラマの例に違わず(?)、友情、裏切り、三角関係に不治の病など、まるで2時間ドラマにでもなりそうな濃密なストーリーが前編/後編合わせて約14分の中に見事に凝縮された傑作です。
今年2月には中央図書館で同PVの上映会や、隣接する電車事業所でのロケ現場見学会などが催され、連日多くのファンが詰め掛けて大変な賑わいとなったのも記憶に新しいところです。
そのPVがなんと「お菓子のオマケ」になったと訊いて、早速探しに行ってきました。
その名もカバヤ食品(株)の
「韓流ミュージックムービーガム」。
DVD1枚にガム1枚、解説リーフレット1枚が入って¥500也。
肝心のDVDは3曲入りで全部で5種類ありますが、嬉しい事にブラインドパッケージではないので所望の1枚が確実に手に入ります。
お目当ての札幌市電・・・「不滅の愛」は第5巻!!「不滅の愛」の前編・後編と、同じくチョ・ソンモさんの「さよなら愛する人よ」という曲が収録されています。(こちらの主演はぺ・ヨンジュンさん。ファン必見です!!)
さて、肝心の札幌市電ですが・・・
冒頭からササラ電車の走行風景や運転台越しに対向電車を見送るシーンなどが現れて、電車好きなら「オッ!?」と思わず惹き付けられてしまいます。その後も、イさんが電車事業所の車庫内で電車の点検に汗を流したり、電車事業所の窓から車庫に出入りする電車を眺めたり・・・夜の「西4丁目」電停で女性が市電を見送り続けるシーンなど、見慣れた光景なのにこうして映像で見ると、その美しさにちょっとした感動を覚えるほどです。
少し掘り下げて観察してみると、今では見られない上半分クリーム/下半分濃淡グリーンの電車が度々現れる一方、ラッピング電車が全く見られないあたりに時代を感じさせられます。(’99年5月発表との事ですから、撮影は同年1〜2月頃と思われます)
また、豪快に雪を跳ね飛ばしていく作業中のササラ電車の姿というのも、普段見ることの無い地域の方にとってはなかなか興味深いものではないでしょうか?
市電以外にも札幌市民にとって馴染み深いシーンが色々楽しめます。
手頃な値段で、コンビニの食玩コーナー等でも簡単に手に入りますから、韓流ファン、市電ファンのみならず、広くお薦めしたい1枚です。
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