【札幌市電 路線延伸の提案】ルート案【3】西3・4丁目案
現在、札幌では路面電車の将来についての議論が展開されています。札幌市では、平成17年度から18年度にかけて、「さっぽろを元気にする路面電車検討会議」をたちあげ、ここで市電の具体的な将来像が話し合われています。そこでは、近い将来、既存路線の延長を視野に入れた議論が行われると考えられます。そこで札幌LRTの会では、かねて会の中で議論してきました札幌都心への延長案を3つにまとめ、提案することにしました。
【3】西3・4丁目案(3丁目北行、駅前通南行)
駅前通案、西2・3丁目案の折衷案であり、両者のメリットとデメリットをそれぞれ持つ。
(その他のメリット)
・時計台、道庁の両者へ近く、観光の面では最も効果が大きい。
(その他のデメリット)
・JR札幌駅との直結にあたっては、3案中もっとも大がかりな改装工事が必要
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※3つの案に共通する考え方は以下の通りです。
1. 既存の市電路線を前提にこれを最大限活用する考え方から、
路既存線を都心部へ延長し、
都心部の街づくりと商業地域の活性化に資する案とする。
2. 1.により、札幌都心の二大商業地域である
大通地区とJR札幌駅地区を路面電車で直結する延長案とする。あわせて、これにより、既存市電路線の利便性も高める。
3. JR札幌駅では、JRとのスムーズな乗り継ぎができるように
駅への直結が可能な路線案に絞る。
4. 『路面電車活用方策調査』(平成11年度札幌市策定)等の、札幌における
これまでの路線延長に関する検討を踏まえる。
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なお、3つの案にはそれぞれに長所・短所があり、今後の市民議論のためにも、当会では特に1つの案に絞って提案することはしないことにしました。したがって、3案の掲載順序は、当会が推奨する順序を示すものではありません。
【札幌LRTの会公式サイト】
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