6月10日は「路面電車の日」(早川 淳一)

札幌LRTの会

2006年06月11日 10:29



 …これも、本来なら昨日のネタですね(^^ヾ)。
 今年も、6月10日は「路面電車の日」ということで、各地でイベントが開催されました。札幌でも記念ウィズユーカード発売の他、毎年恒例のヘッドマーク付き電車が11日まで運行されています。写真は3303号ですが、この他にも標準塗装車の数両にマークが掲げられています。
 札幌市電にとっても、6月というのはなかなか意義深い月なのです。札幌の公共交通の嚆矢となったのは、石山地区からの石材・旅客の輸送を目的として設立された「札幌石材馬車鉄道」なのですが、1909年(明治42年)6月14日に最初の試運転が札幌〜石山間で行われた…と、当時の「北海タイムス」(現 北海道新聞の前身)に報じられています。
 
 3年後の2009年が、馬車鉄道運行開始から100周年となります。
 これまでの札幌の公共交通が辿って来た100年の歴史をベースにして、これからの100年にどのような公共輸送サービスを提供して行くのか。それが、今を生きる私たちの「決断」に委ねられているのではないでしょうか。
 先人の皆さんが残して下さった「路面電車」という財産を、是非これからもより良い形に整え直して、次の世代に受け継ぎたいものです。


【札幌LRTの会公式サイト】


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