【西15丁目】教育委員会庁舎跡地に複合施設建設へ
興味深いのは
「市電の待合所」と
「一般向け駐車場」が併設されること。
新たに建設されるこの複合施設をはじめ、周囲には大きな病院も多く、このような施設に電停が直結・隣接し、都心(大通・すすきの)や山鼻の住宅街からの移動が容易になることは、人に優しい路面電車のメリットを最大限活かす施策と言えましょう。
また、電停直結の駐車場は、都心の渋滞緩和・環境対策の観点から、マイカーを郊外の駐車場に停めて都心までは公共交通を利用する
「パークアンドライド方式」の実現にも道を開くものです。
市電の在り方が何かと注目を集める昨今。高齢化社会に向けての市電の有効な活用方法として、この計画の行方を期待と関心をもって見守っていきたいと思います。(
鈴木周作)
教育委員会庁舎取壊し直後(だったと思います)の西15丁目電停。奥は中村記念病院。写真には入っていませんが撮影者の背後にNTT東日本札幌病院があります。柵の向こうの空間に地上18階/地下1階建てのビルが建設される予定です。
【札幌LRTの会公式サイト】
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