【全国路面軌道連絡協議会】意見交換会に参加しました。

札幌LRTの会

2007年07月29日 22:59



去る7月27日(金)、東京・大手町の経団連会館で第25回全国路面軌道連絡協議会が開催され、当会からも3名が意見交換会に出席致しました。
同協議会は路面電車(軌道)を運営する全国17の事業者からなる組織で、事務局はその積極的な経営姿勢から「路面電車の優等生」とも称される広島電鉄株式会社に置かれています。
一方、市民・利用者・愛好者の立場から路面電車を応援する組織としては全国路面電車愛好支援団体協議会があり、こちらには当会を含む全国18のNPO法人・任意団体が加盟しています。

今回の意見交換会は事業者側の「協議会」の定時総会にあわせて、関係省庁(国土交通省・総務省・警察庁)ならびに我々愛好支援団体との交流の場として設けられたもので、普段はなかなか触れる機会の無い各都市の事情や業界の情勢などを当事者の方々から直接伺うことができる貴重な機会となりました。

例えばバリアフリー対応の最新鋭低床車両の導入や、定時性確保の為の電車優先信号、運賃授受に要する時間を大幅に削減できる「信用乗車方式」の実用化への課題、それに車両・施設の老朽化や乗客の漸減傾向に伴う経営環境の悪化など。各事業者が抱える課題にはいずれも共通するものがあり、それらの解決には事業者のみならず、行政や市民の理解と協力も欠かせません。そういう意味でも、こうして全国の事業者と関係省庁、愛好支援団体が一堂に会する機会が今後も定期的に催されることを期待しつつ、路面電車・都市交通の発展の為、我々も市民団体として役割を果たしていければと願っています。(鈴木周作


【札幌LRTの会公式サイト】


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