「軌道系」の強み?
「バスで充分じゃないか!」と鉄道・軌道に否定的な御仁は言われますが、実際にはなかなかそうはいかないようです。
「代替バスの利用者は鉄道時代の4割」
少々古い情報になりますが、今年3月一杯で廃止された鹿島鉄道(茨城県・石岡~鉾田間)の存続運動を展開されていた「
鹿島鉄道を守る会」さんのWebサイトに、そんな地元紙の記事が紹介されていました。
>>【鹿島鉄道を守る会】廃線後のニュース
正確な数字は失念しましたが、平成17年に廃止された名古屋鉄道の岐阜市内・揖斐・美濃町線(岐阜県)でも、やはり代替バスの利用者が廃線前よりも大幅に減少したと記憶しています。
逆に、ショッピングセンターへのバス路線をLRT化したら来客数が激増したというような事例は欧米のLRT先進国ではしばしば見受けられるもので、我々の例会でも現地を訪れたメンバーからの報告などが毎月のように議題に上っています。
利便性や集客力、空洞化・過疎化の抑止効果など。バスでは到底及ばない「軌道系交通機関」のメリットは、百の理屈よりも内外各都市の実例を見れば既に証明されているようです。
余談ながら、鹿島鉄道ではかつて道内の炭鉱鉄道で活躍していた貴重なディーゼルカーが最後まで現役で活躍していたという事もあり、当地でも意外と(?)馴染み深い鉄道でした。私も含め当会メンバーも、何かと理由をつけては茨城詣でを繰り返したのも今では懐かしい想い出です。(
鈴木周作)
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