【札幌LRTの会】 ~札幌の市電・路面電車と公共交通~
【バッテリートラム】鉄道総研vs川崎重工 各々の特徴は…?
札幌LRTの会
2007年11月20日 14:42
今冬、札幌市電で試験運行が行われる「ハイブリッド市電」こと
バッテリー駆動式・架線レス低床路面電車(LRV)
。昨日当ブログでご紹介させて頂いた川崎重工業(株)開発の
「SWIMO(スイモ)」
、ならびに一足先に札幌に搬入され試験開始を待つ鉄道総合技術研究所(鉄道総研)の
「Hi-tram(ハイ!トラム)」
の概要・諸元が各々開発元のWebサイトで公開されています。
>>【川崎重工:ニュースリリース】低床電池駆動路面電車「SWIMO」が完成(07.11.19)
>>【鉄道総研:トピックス】架線・バッテリーハイブリッドLRV「Hi-tram」の概要(07.10.25)
川崎重工では、両者の最大の相違と言える搭載電池(川崎重工=ニッケル水素電池/鉄道総研=リチウムイオン電池)について、
「鉛やナトリウム、リチウムのような有害物、危険物を使用しないことから、環境適合性や安全性に優れており、分解が容易な構造でリサイクル性にも優れています」
(※同社リリースより)とその特徴を紹介しています。
一方、鉄道総研の「ハイ!トラム」は、
「鉄道線への直通運転も視野に入れて最高速度は70km/hであり、直流1500Vにも対応しています」
(※同財団リリースより)と、路面電車に限らず一般鉄道への応用も見据えた設計となっています。
(※注)路面電車の法定最高速度は
40km/h
、一般的な架線電源は
直流600V
。JR・主要私鉄等では架線電源は
直流1500V
が主流。川崎重工「スイモ」は設計最高速度
50km/h
、架線電源は
直流600V
のみ対応の純路面電車仕様です)
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※バッテリートラムの概要、ならびに札幌市電で試験運行が行われる経緯等は、以前当ブログでもご紹介させて頂きましたので、併せてご参照願えれば幸いです。
>>【川崎重工】バッテリートラム「SWIMO」試験車報道公開(07.11.19up)
>>【バッテリートラム】「Hi-tram」いよいよ札幌到着!(07.11.5up)
>>【鉄道総研】バッテリートラムいよいよ報道公開(続)(07.10.27up)
>>【鉄道総研】バッテリートラムいよいよ報道公開(07.10.26up)
>>【市長定例会見】バッテリー低床車(LRV)11月から走行実験(07.7.11up)
(
鈴木周作
)
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