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2007年02月01日
【道内初!】函館市電の100%超低床LRV
函館市電に導入されるLRV(Light Rail Vehicle:近代的なLRT/路面電車の車両をこう呼びます)が報道公開されたそうです。同市電では出入口付近のみ低床化した車両は以前から活躍していましたが、全面低床車の導入は今回が初めて。勿論、道内初の快挙です。
>>詳細はこちらを御覧下さい(北海道新聞記事より)
>>詳細はこちらを御覧下さい(北海道新聞記事より)
函館市の英断には素直に拍手を贈りたい一方、翻って我らが札幌市電の現状を見ると心中複雑。車両の老朽化は進むものの、数年前にはいわゆる「存廃議論」の渦中にあって新車導入は適わず、市民議論の末に「存続」が決まった一昨年以降も、具体的な将来像が定まるまではなかなか思い切った設備投資には踏み切れないのが実情のようです。即ち、路線延伸の可能性も検討されている中、今後の新車導入は延伸区間の規格との適合性も含めて検討しなければならない、という事でしょう。可能性としては「架線レス電車」という選択肢もあり得るわけですし・・・。
ともかく、当地にもこんな便利で魅力的な電車が走る日が来る事を願わずにはいられません。(鈴木周作)
ともかく、当地にもこんな便利で魅力的な電車が走る日が来る事を願わずにはいられません。(鈴木周作)
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Posted by 札幌LRTの会 at 21:34
│国内の話題
この記事へのコメント
非常に高コストの連接車を導入することを決断した函館市の姿勢は
やはり評価されてしかるべきでしょうね。事実上国産初の2車体連接100%
低床車なのだそうで。
翻って札幌は今年の市長選挙が市電の命運を分ける分岐点でしょうね。何せ対立候補の支持層には「市電なんぞひっぺがして開拓の村にでも押し込んどけ」と言って憚らない輩もいるようですし、候補自身もそこまで行かないまでにも公約に延伸計画の白紙撤回を掲げて居る訳ですしね。
道路特定財源の一般財源化が出来ていれば一歩前進だったんですが。
やはり評価されてしかるべきでしょうね。事実上国産初の2車体連接100%
低床車なのだそうで。
翻って札幌は今年の市長選挙が市電の命運を分ける分岐点でしょうね。何せ対立候補の支持層には「市電なんぞひっぺがして開拓の村にでも押し込んどけ」と言って憚らない輩もいるようですし、候補自身もそこまで行かないまでにも公約に延伸計画の白紙撤回を掲げて居る訳ですしね。
道路特定財源の一般財源化が出来ていれば一歩前進だったんですが。
Posted by こばやしみちとも at 2007年02月02日 09:40
こばやしみちともさん、コメントありがとうございます。
個人的には、市電が政争の具になるのは好ましくない…とは思いますが、選挙結果がどうあれ、私達は今まで通り、変わらぬスタンスで市電の将来的な有効活用を訴え続けていきたいと思っています。
これからも当会の活動へのご支援、ご協力をよろしくお願い致します。
個人的には、市電が政争の具になるのは好ましくない…とは思いますが、選挙結果がどうあれ、私達は今まで通り、変わらぬスタンスで市電の将来的な有効活用を訴え続けていきたいと思っています。
これからも当会の活動へのご支援、ご協力をよろしくお願い致します。
Posted by 札幌LRTの会・鈴木周作 at 2007年02月02日 17:40
こんにちは、札幌を中心に身障者の立場から公共交通や公共施設のバリアフリー化を進めるために活動している『交通権を考える連絡協議会』の会員で伊藤と言います。今回、経営状況が厳しい中で超低床車を導入した函館市交通局の姿勢は私も評価したいです。
札幌市電の存続は決まりましたが、鈴木さんがいうとおり札幌駅前の延伸や超低床車の導入の目途がまだ発っていないので、身障者にとって開かれた市電になるのはまだ時間がかかりそうですね。私が属している団体でも超低床電車導入の運動を強化していくために仲間に呼びかけていきたいと思っています。
今年の市長選挙で立候補している保守系の有力候補は「所得制限を設けて敬老パス復活」を公約に挙げている一方で「市電の札幌駅前延伸反対」も公約に盛り込んでいるのは、公共交通利用者にとってはなんか矛盾しているような気がしてなりません。
札幌市電の存続は決まりましたが、鈴木さんがいうとおり札幌駅前の延伸や超低床車の導入の目途がまだ発っていないので、身障者にとって開かれた市電になるのはまだ時間がかかりそうですね。私が属している団体でも超低床電車導入の運動を強化していくために仲間に呼びかけていきたいと思っています。
今年の市長選挙で立候補している保守系の有力候補は「所得制限を設けて敬老パス復活」を公約に挙げている一方で「市電の札幌駅前延伸反対」も公約に盛り込んでいるのは、公共交通利用者にとってはなんか矛盾しているような気がしてなりません。
Posted by 伊藤尚博 at 2007年02月03日 13:15
伊藤尚博さん、コメントありがとうございます。
選挙についての言及は差し控えさせて頂きますが、私達が常々考えている「将来的な路面電車の有効活用」の中には、身障者の方をはじめ様々な立場の方々が便利に利用できるようにとの想いも当然含まれています。路線延伸、低床車導入といった問題ばかりでなく、例えば電停の改良なども含めて、広い視野で考えていかねばならないと思っています。
これからも当会の活動へのご支援、ご協力をよろしくお願い致します。
選挙についての言及は差し控えさせて頂きますが、私達が常々考えている「将来的な路面電車の有効活用」の中には、身障者の方をはじめ様々な立場の方々が便利に利用できるようにとの想いも当然含まれています。路線延伸、低床車導入といった問題ばかりでなく、例えば電停の改良なども含めて、広い視野で考えていかねばならないと思っています。
これからも当会の活動へのご支援、ご協力をよろしくお願い致します。
Posted by 札幌LRTの会・鈴木周作 at 2007年02月05日 21:01