【札幌LRTの会】 ～札幌の市電・路面電車と公共交通～

今日は珍しく（？）「Hi-tram（ハイ！トラム）」のバッテリー走行シーンを見ることができました。
札幌市電の営業路線で行われている「ハイブリッド市電」ことバッテリー駆動式低床路面電車（LRV）の今日の走行実験の模様をご紹介します。


【資生館小学校前】　ちょっと見えにくいかも知れませんが、パンタグラフを畳んでバッテリー走行中です。

【すすきの】　真横から見るとパンタグラフを畳んだ様子がよく分かります。


【資生館小学校前】　折り返して出発する時にはパンタグラフを上げて架線走行に変わっていました。


【西線14条】　西4丁目で折り返した後も架線走行でした。


【行啓通】　日没後も走行実験が続けられていました。引き続き架線走行中です。


【資生館小学校前】　夜の繁華街を後に。架線走行中。


【資生館小学校前】　室内灯が点ると床の低さが一際目立ちます。


【資生館小学校前】　夜の闇に走り去っていきました。


管理人が目撃した今日の実験車両は鉄道総合技術研究所（鉄道総研）開発の「Hi-tram（ハイ！トラム）」のみ。上記の通りパンタグラフを畳んでのバッテリー走行も見られましたが、やはりパンタグラフを上げての架線走行主体の試験を行っているように見受けられました。川崎重工業（株）開発の「SWIMO（スイモ）」の走行は確認できませんでした。

過去の目撃情報を総合すると「Hi-tram」のバッテリー走行は今回が初めてではないようですが、管理人が目撃したのは車庫構内の短距離移動などを除けば今回が初めてです。
以前にもご報告させて頂いた通り、基本的に「SWIMO」は片道ずつ架線走行／バッテリー走行を交互に繰り返しているのに対し、「Hi-tram」のバッテリー走行の姿を見る機会は圧倒的に少ないようですが、恐らくは各々開発元による試験方針の違いによるものと思われます。少なくとも、この点だけを採り上げて「Hi-tram」のバッテリー走行に技術的問題が生じていると判断するのは早計でしょう。

特殊な試験車両ゆえ、いつ見れるかは運次第…ではありますが、走行実験の模様や最新情報など、これからも当ブログで随時ご紹介して参りたいと思います。（鈴木周作）

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※バッテリートラムの仕組みや、札幌での走行実験に至る経緯などを整理したコンテンツを当会公式サイトに公開致しました。宜しければぜひご一読下さい。
>>【札幌LRTの会】だれでもわかるハイブリッド／バッテリートラム

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※過去のバッテリートラム関連ブログ記事（主なもののみ）
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