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2007年08月02日
【釧路の市電計画!?】 季刊「スロウ」夏号発売中
少々宣伝になりますがご容赦を。。
拙文&イラスト「鈴木周作のさっぽろ市電日記」連載中の雑誌「northern style スロウ」(ソーゴー印刷(株)クナウマガジン刊)。最新刊'07夏号が7/25(火)発行されました。道内の主な書店等で発売中。お見かけの際はぜひお手に取って御覧頂ければ幸いです。

ところで、届いたばかりの本を開いて私もビックリしたのですが、釧路に市電を走らせる計画が本当にあったみたいですね!
拙文&イラスト「鈴木周作のさっぽろ市電日記」連載中の雑誌「northern style スロウ」(ソーゴー印刷(株)クナウマガジン刊)。最新刊'07夏号が7/25(火)発行されました。道内の主な書店等で発売中。お見かけの際はぜひお手に取って御覧頂ければ幸いです。

ところで、届いたばかりの本を開いて私もビックリしたのですが、釧路に市電を走らせる計画が本当にあったみたいですね!
「幣舞橋といちご大福」
…釧路の名橋・幣舞橋(ぬさまいばし)と、その橋のたもとの餅屋さんのお話。ライターさんの想いが溢れ、なかなか読み応えのある記事だったのですが、それによると昭和3年竣工の先代(4代目)の幣舞橋建設に際し、橋の上に市電を走らせる計画が進められていたとの事。路線や電停の配置も含めてかなり具体的な構想だったようですが、残念ながら金銭的な事情で実現には至らなかったそうです。
小樽市のモノレール計画とも並ぶ、知る人ぞ知る幻の都市交通計画。実現していたら街の有り様も少し違ったものになっていたかも知れませんね。興味のある方はぜひご一読を・・・。(鈴木周作)
【季刊「northern style スロウ」】
■ソーゴー印刷(株)クナウマガジン刊
■季刊(毎年2,5,7,10月25日発行)
■定価 880円(本体838円)
■URL http://www.n-slow.com
※Webサイトから定期購読、最新刊/バックナンバーのご注文もできます。
(お問合せの際は「鈴木周作のブログで見た」とお伝え下さい)
…釧路の名橋・幣舞橋(ぬさまいばし)と、その橋のたもとの餅屋さんのお話。ライターさんの想いが溢れ、なかなか読み応えのある記事だったのですが、それによると昭和3年竣工の先代(4代目)の幣舞橋建設に際し、橋の上に市電を走らせる計画が進められていたとの事。路線や電停の配置も含めてかなり具体的な構想だったようですが、残念ながら金銭的な事情で実現には至らなかったそうです。
小樽市のモノレール計画とも並ぶ、知る人ぞ知る幻の都市交通計画。実現していたら街の有り様も少し違ったものになっていたかも知れませんね。興味のある方はぜひご一読を・・・。(鈴木周作)
【季刊「northern style スロウ」】
■ソーゴー印刷(株)クナウマガジン刊
■季刊(毎年2,5,7,10月25日発行)
■定価 880円(本体838円)
■URL http://www.n-slow.com
※Webサイトから定期購読、最新刊/バックナンバーのご注文もできます。
(お問合せの際は「鈴木周作のブログで見た」とお伝え下さい)
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【会員報告】「サイドリザベーション」なる言葉について
「軌道系」の強み?
遥かなる「250m」…【早川 淳一】
~ちょっと息抜き~ 「ローソン路面電車コレクション」のお話
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2005北海道マラソン (鈴木周作)
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2005北海道マラソン (鈴木周作)
Posted by 札幌LRTの会 at 16:59
│SmallTalk
この記事へのコメント
4代目幣舞橋(1928年~1975年)の竣工時は、橋桁の中央部に軌道敷が準備されていました。
以前、釧路に住んでいた時に市立図書館で閲覧した「幣舞橋改築工事概況」(1928年11月発行・北海道庁釧路工事事務所刊)によると、架設当時には市電敷設の予定はなかったものの、車道部分をアスファルト舗装にしたのに対し、軌道敷部分は縁石を入れて砂利道床を準備した上から、木塊ブロックで舗装していたとのことで、掲載されている写真からもその様子が確認出来ました。
因みに市電計画は1927年頃に持ち上がっていたようで、当時の新聞紙上に路線計画も載せられていました。現在、くしろバスの1系統(たくぼく線)が運行されているルートとほぼ同じ路線が複線の本線、入舟町の港文館(石川啄木の銅像が立てられている所です)前から旧釧路臨港鉄道に沿ったルートで波止場入口の交差点に出て、浦見町の日進小学校前から釧路支庁前を通り、現在の湖陵方面へのバス通りを経て鶴ヶ岱公園に至るルートが、単線の支線として計画されていたとのことです。
因みにこの当時、幣舞橋からストレートに浦見町方面に上がる「富士見坂」(まなぼっとの脇を上がる車道です)は開通しておらず、人道は「出世坂」、車道では「支庁坂」がありましたが、いずれも急勾配で電車を通せるような坂ではなかったと思われます。
長くなりましたが、知っている範囲で概略を紹介致しました。
過去に2度ほど、日本路面電車同好会の会報に「釧路市電」にまつわる話題を寄稿しており、上記の記述もその内容から抜粋して構成しております。
・「シュタットバーン」3号(1982-6)…くしろ・幣舞橋とまぼろしの釧路市電計画
・「とろりい・らいんず」174号(2001-2)…幣舞橋改築工事の記録に見る「釧路市電」
以前、釧路に住んでいた時に市立図書館で閲覧した「幣舞橋改築工事概況」(1928年11月発行・北海道庁釧路工事事務所刊)によると、架設当時には市電敷設の予定はなかったものの、車道部分をアスファルト舗装にしたのに対し、軌道敷部分は縁石を入れて砂利道床を準備した上から、木塊ブロックで舗装していたとのことで、掲載されている写真からもその様子が確認出来ました。
因みに市電計画は1927年頃に持ち上がっていたようで、当時の新聞紙上に路線計画も載せられていました。現在、くしろバスの1系統(たくぼく線)が運行されているルートとほぼ同じ路線が複線の本線、入舟町の港文館(石川啄木の銅像が立てられている所です)前から旧釧路臨港鉄道に沿ったルートで波止場入口の交差点に出て、浦見町の日進小学校前から釧路支庁前を通り、現在の湖陵方面へのバス通りを経て鶴ヶ岱公園に至るルートが、単線の支線として計画されていたとのことです。
因みにこの当時、幣舞橋からストレートに浦見町方面に上がる「富士見坂」(まなぼっとの脇を上がる車道です)は開通しておらず、人道は「出世坂」、車道では「支庁坂」がありましたが、いずれも急勾配で電車を通せるような坂ではなかったと思われます。
長くなりましたが、知っている範囲で概略を紹介致しました。
過去に2度ほど、日本路面電車同好会の会報に「釧路市電」にまつわる話題を寄稿しており、上記の記述もその内容から抜粋して構成しております。
・「シュタットバーン」3号(1982-6)…くしろ・幣舞橋とまぼろしの釧路市電計画
・「とろりい・らいんず」174号(2001-2)…幣舞橋改築工事の記録に見る「釧路市電」
Posted by 早川 淳一 at 2007年08月09日 00:32